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ケイコズ・ジャーニー もう1つの日系史 読み語りで披露中

マーサーアイランドでヘアサロン「スタジオ904」を経営するケイ・ヒライさんの自叙伝『Keiko’s Journey』の読み語りイベントが、16日にワ州日本文化会館で開かれた(写真英語2面)。日系史編纂プログラム「思い出」の月例会合の中で開かれ、ヒライさんの日本での思い出が、5人による読み語りで紹介された。

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日系人を知る入り口 日本語で書かれた関連書物

第二次世界大戦終戦から70年にあった2015年、当地では、日本人映画監督による日系人を描いた三部作の上映会が開催され、ジェイ・ルービン氏による日系人を描いた作品『日々の光』、ケイ・ヒライさんによる自叙伝『Keiko’s Journey』が出版された。新しい年を迎えるにあたり、改めて日本語で読める日系人関連の本を紹介したい。

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シアトル市長芸術賞

デンショー高森暁夫さん受賞 2015年度シアトル市長芸術賞の受賞者が7月21日に発表された。受賞5部門で日系アーティストの高森暁夫さんがArts&Innovation 賞、非営利団体デンショーが文化保存賞を受賞した。  創造と革新性あふれるシアトルに貢献を果たす芸術、クリエイティブ市場、文化団体へ毎年表彰を行う。シアトル芸術委員会が400の個人、団体候補から受賞推薦した。  高森さんは延岡出身。1974年に渡米、芸術活動に携わっている。ワシントン大学名誉教授。デンショーは日系人の体験資料をデジタル化し一般公開、教育面を含め文化多様性の紹介に貢献を果たしている。  授賞式は9月4日午後4時にシアトルセンター内の堀内壁画前で開かれる。詳しくはwww.seattle.gov/arts/events/arts_awards.aspまで。 (N・A・P)

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海外巡回展 日本の新世代芸術家を紹介 将来へ向けたモノづくり

イメージ提供 = シアトル桜祭・日本文化祭 日本人若手芸術家を中心とした展示会「未来への回路―日本の新世代アーティスト」がシアトルで開催される。1990年代半ばから世界で注目を浴びる若手芸術家たちによる絵画、彫刻、インスタレーション、写真、ビデオ作品など42作品を紹介。モノづくりへの丹念な取り組みという視点のもと、身の回りのモチーフを使うことにより、各作家のリアリティーが映し出され、視覚的インパクトの強い作品が展示される。 同展示会は国際交流基金による海外巡回展で、2007年3月9日にドイツ•ケルンの日本文化会館で始まったのを皮切りに、これまで米国、欧州、アジア、南米といった日本人若手作家の知名度が低い地域を含め世界各国39カ所で開催された。関連ワークショップや講演会も行われ、互いの文化や芸術の理解を深めている。 日本の現代美術は1990年代から21世紀の移り変わりの中で急速に変化を遂げる。美術評論家で東京造形大学の清水哲朗教授は、日本近代社会が歩むはずだった西欧近代主義的構造が揺らいだため、不安や無情、滅びといった意識に苛まれた社会全体を「オタクアート」が反影し始めるようになったと指摘する。 1990年代以降のアート作品は日常を拠り所とし、個人の感覚を表現する作品が多くなってきている。連続的で非日常的、跳躍力に富んだ脱近代的な空間を提示するなど、空間性の解釈も変化。一般市民も21世紀になり変化への認識を強めることにより、現代美術作家による「無常」の表現から何かを得ようとするようになった。 展示会で紹介される作品は、▽中小電機メーカーを模し、自身の作品を工業製品のように扱う「明和電機」▽庶民的なものを題材にし、近代日本社会にある閉塞的な日本的風情をアニメーションやインスタレーションで表現する「束芋」▽芸能人の写真集や劇中使用写真、アルバムジャケット写真なども手がける1990年代の人気写真家の佐内正史さんら。 シアトル・センター内シアトルセンター・パビリオンで18日から28日まで公開。午前11時から午後3時まで、シアトル桜祭・日本文化祭の期間中は午後6時まで。無料。 (鈴木 唯)