washington-state-news

マリナーズ、熱戦及ばず    岩隈、敗戦に悔し涙

October 17, 2016 The North American Post Staff 0

 MLBのシアトル・マリナーズは1日、セーフコフィールドでシーズン最終シリーズとなるオークランド・アスレチック戦の第三戦に臨み、8―9の熱戦の末敗れた。シーズン終盤までプレーオフ出場を争ってきたが、敗戦により望みを絶たれた。  2001年シーズン以来途絶えているプレーオフ進出を目指し、負けられない一戦で岩隈久志投手(35)が先発。序盤に援護をもらったが、3回に崩れ、4回途中で降板。チームは粘りを見せて追いついたが、延長戦の末敗れた。  シーズン最終登板の岩隈投手は、「絶対勝つ」との強い気持ちを持ってマウンドに上がったが、つらい結果となった。「気合と空回り、力んでしまい真ん中にボールが集まってしまった。チームに申し訳ない気持ちです」と話し、悔し涙を見せた。  マリナーズでの5シーズン目は16勝12敗で防御率4・12。チーム最多となる33試合先発、199イニング登板でチームを支えた。「ローテーションを守るというのが大きな目標」だったが、「けがなくやれたのは大きな自信になった」と振り返った。  「最終的にはプレーオフを逃してしまったが、みんなとチーム一丸となって大事な試合を戦えたことは良かった」とし、「この悔しさをバネにまたひとつ大きく成長していきたい」と語った。   マリナーズは翌2日も敗戦、86勝76敗で終え、プレーオフまで3勝足りなかった。チームは一時の低迷から着実に復調を見せ、プレーオフ進出を狙えるチームに変わりつつある。一方でプレイオフ未進出はリーグで最も長い15年連続となった。  今シーズン加入の青木宣親選手は118試合に出場、打率・283、4本塁打、28打点。2度のマイナー落ちもあり、序盤は苦しんだシーズンだが、緊迫した後半戦に活躍を見せた。試合後には、「負けてしまったのは仕方ないので、この経験を生かしてまた来年誇りを持ってしっかり頑張っていきたい」と前向きな気持ちを語った。   (松井 貴海)

No Picture

日系社会で参加 ジャパンナイト マリナーズとの関係強化図る

 大リーグのシアトル・マリナーズが15日、地元日系コミュニティーが参加するジャパンナイトイベント「Salute to Japanese Baseball Night」をボストン・レッドソックス戦で開催。一階席や三階席のライト側にイベント席が用意され、購入者には岩隈久志選手の特別Tシャツが配られた。  マリナーズによるジャパンナイトは「大魔神」と呼ばれた佐々木主浩投手が在籍していた2000年初めから定期的に開催されている。今年はレッドソックスに上原浩治、田沢純一両投手が所属することから同日が選ばれた。  コミュニティーからの企画者の1人、ワ州日本文化会館のカート・トキタ会長は、「我々はジャパンナイトをもっと大きなものにしたいと思っています」と話す。  過去にも数多くの日本人選手が所属し、ジャパンナイトで声援が送られてきた。一方、日系監督のドン・ワカマツ氏が同イベント当日に解雇されるなど苦い過去もあった。  トキタ会長は「イチロー選手が去ったあと、チームと地元日系コミュニティーとのつながりが少し弱くなりましたが、こうしたイベントを多く開催してチームとの関係をまた強くしたいと思っています」と続け、イベントの意義を語った。  試合は1対1の同点で迎えた九回裏、二死二塁で今シーズン大活躍のネルソン・クルーズ選手が田沢投手から左中間安打を打ち、2対1で劇的な勝利を飾った。岩隈久志投手は故障患部に違和感を覚えたことから、復帰までさらに時間を要することが発表されている。   (記事・写真 = 滝澤 俊之)