マリナーズ、熱戦及ばず    岩隈、敗戦に悔し涙

 MLBのシアトル・マリナーズは1日、セーフコフィールドでシーズン最終シリーズとなるオークランド・アスレチック戦の第三戦に臨み、8―9の熱戦の末敗れた。シーズン終盤までプレーオフ出場を争ってきたが、敗戦により望みを絶たれた。
 2001年シーズン以来途絶えているプレーオフ進出を目指し、負けられない一戦で岩隈久志投手(35)が先発。序盤に援護をもらったが、3回に崩れ、4回途中で降板。チームは粘りを見せて追いついたが、延長戦の末敗れた。
 シーズン最終登板の岩隈投手は、「絶対勝つ」との強い気持ちを持ってマウンドに上がったが、つらい結果となった。「気合と空回り、力んでしまい真ん中にボールが集まってしまった。チームに申し訳ない気持ちです」と話し、悔し涙を見せた。
 マリナーズでの5シーズン目は16勝12敗で防御率4・12。チーム最多となる33試合先発、199イニング登板でチームを支えた。「ローテーションを守るというのが大きな目標」だったが、「けがなくやれたのは大きな自信になった」と振り返った。
 「最終的にはプレーオフを逃してしまったが、みんなとチーム一丸となって大事な試合を戦えたことは良かった」とし、「この悔しさをバネにまたひとつ大きく成長していきたい」と語った。 
 マリナーズは翌2日も敗戦、86勝76敗で終え、プレーオフまで3勝足りなかった。チームは一時の低迷から着実に復調を見せ、プレーオフ進出を狙えるチームに変わりつつある。一方でプレイオフ未進出はリーグで最も長い15年連続となった。
 今シーズン加入の青木宣親選手は118試合に出場、打率・283、4本塁打、28打点。2度のマイナー落ちもあり、序盤は苦しんだシーズンだが、緊迫した後半戦に活躍を見せた。試合後には、「負けてしまったのは仕方ないので、この経験を生かしてまた来年誇りを持ってしっかり頑張っていきたい」と前向きな気持ちを語った。
 
(松井 貴海)