第二次世界大戦の遺物、日章旗展示

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写真提供 = OBON 2015

千人針とともに無事を願う家族、親族、地元友人らが書き寄せた日章旗。第二次世界大戦で日本軍兵士の多くが肌身離さずに所持、アジア各地で安否不明となるなか、「遺品」の多くは米国兵らによって「戦地からの土産品」として持ち帰られ現在に至る。

 ポートランド市のオレゴン日系レガシーセンターでは、第二次世界大戦終戦70周年の一環として、戦場から持ち帰られた日章旗の展示会「Yosegaki Hinomaru: Souvenir, Heirloom or Art?」を行う。日章旗を遺族へ返還する活動の紹介、また旗に込められた思い、意味を改めて考える機会となる。

 展示される日章旗はポートランドの歴史家で作家のレックス・ジークさん、敬子さん夫妻による非営利団体OBON 2015によるもの。ビルマ戦線で行方不明となった敬子さんの祖父の日章旗が返還された経緯もあり、遺族への日章旗返還活動が続けられている。2009年以来、集まった日章旗は100近くになり、リサーチ、翻訳作業を通じ、所持者の出身地や部隊などを割り出している。遺族らのもとへ返還された日章旗数は30になる。3月23日には日章旗5本が日本の遺族返還へ向けてOBON 2015へ手渡され、アストリア市で記念式典が開かれた。

 展示会は7月25日から9月27日まで。詳しくは(503)224|1458、もしくはwww.oregonnikkei.orgまで。 

(N・A・P)